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タイ最大手の携帯電話事業者AIS、モバイル決済をRabbit LINE Payに統合へ



タイのAdvanced Info Service (AIS)は子会社のAdvanced mPAY (AMP)がRABBIT-LINE PAYと業務提携すると発表した。

Advanced mPAYとRABBIT-LINE PAYの業務提携により、タイにおけるキャッシュレス社会の推進に呼応し、電子マネープラットフォームを強化すると説明している。

Advanced mPAYはAdvanced Info Serviceによる出資比率が99.99%で、独自のモバイル決済としてmPAYを運用する。

一方でRABBIT-LINE PAYはモバイル決済のRabbit LINE Payを提供する企業である。

業務提携の最初の取り組みとして、Advanced Info Serviceが提供するスマートフォン向けアプリケーションのmy AISではモバイル決済としてmPAYを利用できるが、それをRabbit LINE Payに置き換えるという。

さらに、Advanced Info Serviceの携帯電話サービスはポストペイド契約の料金の支払い、プリペイド契約のトップアップ、固定通信サービスは料金の支払いでモバイル決済を利用する場合はRabbit LINE Payに統合する。

ほかに、AISショップ、Serenadeショップ、Telewizショップ、AISキオスク、mPAYステーションなどすべてのAdvanced Info Serviceの取扱店でRabbit LINE Payを利用可能となる。

Rabbit LINE Payの利用を加速させるために、2018年3月5日から2018年8月31日にかけてプロモーションを実施することも案内している。

携帯電話サービスではポストペイド契約で料金を支払う場合、またはプリペイド契約でトップアップを行う場合、初回に限りRabbit LINE Payを利用すると7日間有効で1GBのデータ通信容量を付与する。

プリペイド契約でmy AISにおいてRabbit LINE Payを通じてトップアップを行った場合、1ヶ月あたり50タイバーツ(約169円)を上限として10%のキャッシュバックを行う。

また、ポストペイド契約および固定通信サービスでmy AISにおいてRabbit LINE Payを通じて料金を支払った場合、1ヶ月あたり50タイバーツを上限として10%の割引を実施する。

なお、Advanced Info Serviceの携帯電話サービスは子会社のAdvanced Wireless Network (AWN)を通じて提供しており、Advanced Wireless Networkはタイで最大手の移動体通信事業者(MNO)で、Advanced Info Serviceによる出資比率は99.99%となっている。

Rabbit LINE Payを提供するRABBIT-LINE PAYは旧社名がLINE BIZ Plusで、当初は韓国のNAVERの全額出資子会社で日本のLINEの全額出資子会社であった。

LINE BIZ PlusはタイのRabbitPay Systemに新株発行を行った結果、LINEの出資比率が50%となり、社名をRABBIT-LINE PAYに変更した。

RABBIT-LINE PAYはLINEとRabbitPay Systemの折半出資合弁会社となっている。

LINEの合弁相手であるRabbitPay SystemはタイのBTS Group Holdings (BTSG)の全額出資子会社でタイのBSS Holdings (BSSH)と香港特別行政区のKerry Logistics Network (嘉里物流聯網)のタイ法人であるKerry Logistics (Thailand)の合弁会社で、出資比率はBSS Holdingsが80%、Kerry Logistics (Thailand)が20%となり、BSS Holdingsの子会社と位置付けられている。

AIS

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