中国聯通、2Gの停波を開始
- 2018年04月17日
- 海外携帯電話
中国の移動体通信事業者(MNO)であるChina United Network Communications (中国聯合網絡通信:以下、China Unicom)は第2世代移動通信システム(2G)の停波を開始したと明らかにした。
China Unicomは2GサービスとしてGSM方式を運用しており、一部の基地局でGSM方式のネットワークの停波を開始したという。
2018年4月1日よりGSM方式のネットワークの停波を限定的に開始しており、一部の顧客に対してはSMSで注意の案内を送信している。
中国では第4世代移動通信システム(4G)の整備が拡大し、2020年に正式な商用化を目指す第5世代移動通信システム(5G)への準備も急速に進んでいる。
China Unicomの契約種別ベースでは4Gサービスの利用者が最も多い状況で、2Gサービスの利用者に対しては携帯電話の無償交換など4Gサービスへの移行を支援する措置を実施しており、2018年2月末時点でChina Unicomの契約件数のうち4G契約は65%に達した。
一方で、2Gサービスの利用者は大幅に減少し、China Unicomの契約件数のうち2G契約は2%ほどまで低下した模様で、2Gサービスのトラヒックが極めて少ない基地局からGSM方式のネットワークを停波しているという。
GSM方式のネットワークの停波に伴う影響は極めて限定的となる模様で、完全な停波の時期は明らかにされておらず、2019年末までにGSM方式のネットワークの停波を完了させる案がある。
China UnicomはGSM方式では1.8GHz帯と900MHz帯を利用しており、またFDD-LTE方式のライセンスはすでに保有するため、GSM方式で利用する周波数をFDD-LTE方式に転用して4Gサービスの強化を図る。
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