au向けスマホSHV31とLGV31が技適を再通過、LTE Band 3を追加取得
- 2019年03月22日
- KDDI-総合
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の技術基準適合証明または工事設計認証を通過した端末が更新された。
KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)向けのSHARP製のLTE/W-CDMA/GSM端末「SHV31」が2019年2月25日付け、LG Electronics製のLTE/W-CDMA/GSM端末「LGV31」が2019年2月27日付けでTelecom Engineering Center (TELEC)を通過したことが分かった。
工事設計認証番号はSHV31が001-P00586、LGV31が001-A04498。
モバイルネットワークのみで認証を受けており、具体的にはLTE (FDD) 2100(B1)/1800(B3)/800(B26) MHzで認証を取得した。
SHV31はAQUOS SERIE mini SHV31として2015年1月29日に、LGV31はisai VL LGV31として2014年12月12日に発売された。
発売から4年以上も経過して改めて認証を取得したが、LTE (FDD) 1800(B3) MHzを追加して認証を受けた。
LTE (FDD) 1800(B3) MHzは世界で最も採用数が多いLTE Bandであり、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneが販売する多くの機種がLTE国際ローミング用としてLTE (FDD) 1800(B3) MHzに対応する。
日本では2015年5月に発売した機種からSIMロックの解除を義務化しており、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone向けの機種でもSIMロックを解除後に日本のほかの移動体通信事業者(MNO)でLTE (FDD) 1800(B3) MHzを使うことが想定できる。
KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone向けの機種でもSIMロックの解除に対応した機種はLTE (FDD) 1800(B3) MHzでも認証を通過させてきたが、SHV31およびLGV31はSIMロックの解除に非対応であるため、LTE (FDD) 1800(B3) MHzでは認証を取得していなかった。
しかし、総務省は2018年4月にKDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneへ1.8GHz帯の割当を決定し、KDDIおよびOkinawa Cellular TelephoneはLTE (FDD) 1800(B3) MHzを導入することが決まった。
SIMロックの解除に非対応かつLTE国際ローミング用としてLTE (FDD) 1800(B3) MHzに対応したKDDIおよびOkinawa Cellular Telephone向けの機種でも日本国内でLTE (FDD) 1800(B3) MHzを使えることになるため、SHV31およびLGV31はLTE (FDD) 1800(B3) MHzを追加して認証を受けたと考えられる。
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