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中国の5Gスマホ出荷シェアが判明、vivoが5割超でトップ



米国の調査会社であるInternational Data Corporation (以下、IDC)は2018年第3四半期の中国における第5世代移動通信システム(5G)に対応したスマートフォンの出荷台数に関する調査結果を発表した。

中国の移動体通信事業者(MNO)でChina Mobile (中国移動)として事業を行うChina Mobile Communications Group (中国移動通信集団)、China Unicom (中国聯通)として事業を行うChina United Network Communications (中国聯合網絡通信)、China Telecom (中国電信)は2019年10月31日に5Gサービスを商用化したが、それに先立ち移動体通信事業者およびメーカーが各社の取扱店を通じて5Gに対応したスマートフォンの販売を開始していた。

2019年9月30日に終了した3ヶ月間となる2019年第3四半期には48万5,000台の5Gに対応したスマートフォンを出荷したという。

出荷台数を基準としたメーカー別の占有率は中国のvivo Mobile Communication (維沃移動通信)が1位で、54.3%と過半を占めた。

2位以下は2位が韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)で29.0%、3位が中国のHuawei Technologies (華為技術)で9.5%、4位が中国のXiaomi Communications (小米通訊技術)で4.6%、5位が中国のZTE (中興通訊)で1.5%、6位が中国のChina Mobile Group Device Company (中国移動通信集団終端)で1.1%となった。

なお、2019年第3四半期までに中国で5Gに対応したスマートフォンを出荷したメーカーは6位までに入った6社のみである。

vivo Mobile Communicationは2019年第3四半期中にiQOO Pro 5G版vivo NEX 3 5Gを出荷しており、特にiQOO Pro 5G版は3,798人民元(約59,000円)からと5Gに対応したスマートフォンとしては低廉な価格設定で販売が加速した。

ほかは2019年第3四半期中にはSamsung ElectronicsがSamsung Galaxy Note10+ 5G、Huawei TechnologiesがHUAWEI Mate 20 X (5G)、Xiaomi CommunicationsがXiaomi Mi 9 Pro 5G、ZTEがZTE Axon 10 Pro 5G、China Mobile Group Device CompanyがChina Mobile Explorer 1を出荷したことが分かっている。

ZTE Axon 10 Pro 5Gは中国で最初に発売した5Gに対応したスマートフォンであるが、発売当初は取扱店が極めて限定的で、製品の魅力度や高価格であることも影響して販売は低調な状況である。

中国初の5Gに対応したスマートフォンを称するために、供給量が少ない状況でも強行して発売した可能性が高い。

China Mobile Group Device CompanyはChina Mobile Communications Groupの子会社で、China Mobile Explorer 1はChina Mobile Communications Groupが自社ブランドのスマートフォンとして展開している。

中国の主要なメーカーではGuangdong OPPO Mobile Telecommunications (OPPO広東移動通信)が2019年第3四半期中に5Gに対応したスマートフォンを製品化できず、中国における5Gサービスの商用化にも間に合わせることができなかった。


IDC

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