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ローカル5Gに対応したCompal製と思われるRAKUがタコヤキの認証を通過



総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の技術基準適合証明または工事設計認証などを通過した機器の情報が更新された。

台湾のPalcom International (皇鋒通訊)製のNR/LTE端末「RAKU」が2020年5月14日付けでTACOYAKI (タコヤキ)の認証を通過したことが分かった。

工事設計認証番号は020-200048。

モバイルネットワークはNR (FR1, TDD) 4500(n79) MHz, LTE (TDD) 2500(B41) MHzで認証を受けている。

無線LANの周波数でも認証を受けており、無線LANは2.4GHz帯および5GHz帯に対応する。

RAKUは未発表端末のメーカー型番と思われる。

n79は4500~4900MHzの周波数範囲で認証を受けており、このうち4500~4600MHzはNTT DOCOMOが割当を受けた周波数範囲で、4600~4900MHzはローカル5Gに割当する予定の周波数範囲となる。

LTE方式ではNTT DOCOMOが運用しないB41のみに対応することから、NTT DOCOMO向けとなる可能性は極めて低く、ローカル5G向けに開発していると考えられる。

B41は全国広帯域移動無線アクセスシステム(全国BWA)や地域広帯域移動無線アクセスシステム(地域BWA)および自営広帯域移動無線アクセスシステム(自営BWA)の周波数範囲に対応しており、これらをアンカーバンドとして使用することを想定していると推測できる。

申請者のPalcom Internationalは台湾のCompal Electronics (仁宝電脳工業)の完全子会社で、台湾ではCompal Electronicsが製造した他社ブランドのスマートフォンをはじめとする端末の販売などを主要事業として展開しているため、RAKUの製造はCompal Electronicsが担当した可能性が高い。

なお、TACOYAKIは技術基準適合証明の事業を行う者として、総務大臣の登録を受けた登録証明機関である。

総務省 電波利用ホームページ

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