香港の3 Hong Kongが2.1GHz帯の3Gを終了へ、5Gに転用予定
- 2020年08月23日
- 海外携帯電話
中国の香港特別行政区の移動体通信事業者(MNO)で3 Hong Kong (3香港)として展開するHutchison Telephone (和記電話)は第3世代移動通信システム(3G)の周波数の再編に関して通知した。
Hutchison Telephoneは3GとしてW-CDMA方式を導入しており、周波数は2.1GHz帯と900MHz帯を使用してW-CDMA方式に準拠した3Gサービスを提供しているが、2020年9月15日より2.1GHz帯の使用を順次終了するという。
2.1GHz帯を使用した3Gサービスは2020年9月末までに使用を終了する予定である。
3Gサービスは900MHz帯で提供を継続するが、使用する携帯端末の仕様によっては3Gサービスを利用できなくなる可能性がある。
W-CDMA Bandは2.1GHz帯がBand I、900MHz帯がBand VIIIとなり、900MHz帯を使用した3Gサービスを利用するためには、Band VIIIに対応した携帯端末を用意する必要が生じる。
2.1GHz帯のW-CDMA方式のネットワークを停波後は第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に2.1GHz帯を転用することが決定しており、NR BandはFR1のn1となる。
Hutchison Telephoneは2020年4月1日よりNR方式に準拠した5Gサービスを提供しており、周波数は5G向けに取得した3.5GHz帯を使用している。
3.5GHz帯は屋外と屋内で使用できる40MHz幅と屋内限定で使用できる30MHz幅を保有しており、屋内限定で使用できる周波数は3.3GHz帯と呼称を区別しているが、NR BandはいずれもFR1のn78で、世界的には一般に3.5GHz帯と呼ばれる周波数である。
なお、屋外と屋内で使用できる40MHz幅と屋内限定で使用できる30MHz幅は隣接していない。
香港特別行政区の移動体通信事業者としてはcsl.および1O1Oとして展開するHong Kong Telecommunications (HKT)やSmarTone Mobile Communications (數碼通電訊)がn1を導入しており、すでにn1に対応したスマートフォンをはじめとする携帯端末は香港特別行政区で一般に流通している。
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