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シンガポールのStarHubが5Gサービスを商用化、シンガポール初の5Gに



シンガポールのStarHub (星和)の完全子会社で同国の移動体通信事業者(MNO)であるStarHub Mobile (星和移動)は第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。

2020年8月18日よりNR方式のノンスタンドアローン(NSA)構成に準拠した5Gサービスの提供を開始している。

まずは屋外で5Gネットワークの整備を進めており、2020年8月18日の時点では人口集中地区の人口カバー率が53%で、2020年9月末までには70%まで高める計画という。

個人顧客と法人顧客の両方に5Gサービスを提供し、個人顧客の場合は対象の料金プランがMobile+プランとなり、2021年2月16日までは早期トライアルとして追加料金なしで提供する。

5Gサービスに対応した端末としては複数のスマートフォンを用意しており、中国のHuawei Technologies (華為技術)製のHUAWEI P40 Pro、HUAWEI P40 Pro+、中国のGuangdong OPPO Mobile Telecommunications (OPPO広東移動通信)製のOPPO Find X2 Pro、韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のSamsung Galaxy S20 Ultra 5G、Samsung Galaxy Note20 5G、Samsung Galaxy Note20 Ultra 5Gを取り扱う。

HUAWEI P40 ProおよびHUAWEI P40 Pro+はソフトウェアのアップデートは不要であるが、OPPO Find X2 Pro、Samsung Galaxy S20 Ultra 5G、Samsung Galaxy Note20 5G、Samsung Galaxy Note20 Ultra 5Gではソフトウェアのアップデートが必要となる。

OPPO Find X2 Proに対しては2020年10月末頃、Samsung Electronics製のスマートフォンに対しては2020年8月末から段階的にソフトウェアのアップデートを提供する計画で、具体的な時期までは案内していない。

5Gサービスを利用する場合は対応した端末をStarHub Mobileで購入するよう推奨しており、StarHub Mobileで購入した端末ではない場合は非対応の可能性がある。

StarHub Mobileはシンガポールの政府機関で電気通信分野の規制を司る情報通信メディア開発庁(Info-communications Media Development Authority:IMDA)よりシンガポールの移動体通信事業者であるM1 (第一通)と共同で5G向け周波数として3.5GHz帯を取得した。

3.5GHz帯ではNR方式のスタンドアローン(SA)構成に準拠した5Gネットワークの整備が義務付けられており、さらに免許の有効期間の開始が2021年となっている。

SA構成の導入には時間を要するため、まずは第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式や第3世代移動通信システム(3G)のW-CDMA方式でも使用する2.1GHz帯でNSA構成を導入しており、NR BandはFR1のn1となる。

2.1GHz帯では帯域幅が狭いため、超高速の通信は実現が難しいが、2021年中頃に3.5GHz帯を使用して超高速の通信を提供する計画である。

これまでに、5Gサービスを商用化したシンガポールの移動体通信事業者はないため、StarHub Mobileがシンガポールの移動体通信事業者としては初めて商用化したことになる。

StarHub

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