富士通傘下1FINITY名義の基地局が技適通過、NTTドコモ向け
- 2025年10月20日
- docomo-FUJITSU
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は同省が運営する電波利用ポータルで電波法に基づく技術基準適合証明などを受けた機器の情報を更新した。
1FINITY製の基地局「BS3001形BDES(F)BS3001形RRES2-2(F)-2G基地局装置」、「BS3201形BDEEX(F)BS3001形RRES2-2(F)-2G基地局装置」、「BS4001形BDE-BB(F)BS3001形RRES2-2(F)-2G基地局装置」が2025年9月26日付けで一般財団法人テレコムエンジニアリングセンター(TELECOM ENGINEERING CENTER:TELEC)を通じて電波法に基づく工事設計認証を受けたことが分かった。
特定無線設備の種別はそれぞれLTE用基地局等、LTE用基地局等およびFDD-5G-NR用基地局、FDD-5G-NR用基地局に該当する。
LTE用基地局等は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式に対応した基地局、FDD-5G-NR用基地局は第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に対応した基地局となる。
いずれも型番規則からNTT DOCOMO向けで、1FINITY製の制御装置と無線装置を組み合わせたと考えられる。
1FINITYはFujitsu (富士通)の完全子会社で、2025年7月1日に事業を開始した。
2025年7月1日付けでFujitsuから基地局に係る事業を含めたネットワーク事業などを承継している。1FINITYを認証取扱業者とする基地局が工事設計認証を受けた事例は初めてである。
工事設計認証をした年月日が2025年7月1日以降で認証取扱業者がFujitsuの基地局も存在するが、申請日が2025年6月30日以前であることが理由と思われる。
認証取扱業者の変更以外では基本的に申請日が2025年7月1日以降の場合に認証取扱業者が1FINITYとなる。
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