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台湾の威達雲端と威邁思がWiMAXサービスを終了へ、約8ヶ月で5社が終了して残り1社に



台湾のWiMAX事業者であるVeeTIME(威達雲端電訊)とVMAX Telecom(威邁思電信)はWiMAXサービスを終了する方針を固めたことが分かった。

両社は台湾の行政機関で電気通信事業を管轄する国家通訊伝播委員会(NCC)に対して、WiMAXサービスを終了するための申請を提出したと伝えられている。

WiMAXサービスの終了が承認された場合は、WiMAXサービスを終了することが可能となる。

これまでWiMAXサービスの終了を申請したWiMAX事業者はWiMAXサービスの終了が認められているため、VeeTIMEとVMAX Telecomの申請も承認される可能性が極めて高い。

VeeTIMEとVMAX Telecomは同じMarkwell Group(午陽企業集団)傘下で、異なる地域でWiMAXサービスを展開している。

展開地域はVeeTIMEが台中市、彰化市、南投県、雲林県、嘉義市、台南市、高雄市、屏東県、金門県、VMAX Telecomが台北市、新北市、基隆市、桃園県、新竹県、新竹市、苗栗県、宜蘭県、連江県である。

異なる地域で展開するVeeTIMEとVMAX Telecomは相互にローミングも提供しており、実質的には同体となっている。

WiMAX方式は世界的に衰退しており、台湾ではWiMAX事業者が相次いでWiMAXサービスを終了している。

台湾におけるWiMAXサービスの終了ラッシュはTatung InfoComm(大同電信)から始まった。

Tatung InfoCommはWiMAXサービスを継続する意思を示していたが、稼働基地局数が事業計画を大幅に下回っていたことから国家通訊伝播委員会はWiMAXサービスの免許更新を却下し、2014年12月3日の免許期限をもってWiMAXサービスの終了を余儀なくされた。

度重なる経営難の末に破産宣告を受けたFirst International Telecom(FITEL/大衆電信)は免許期限の2016年3月18日を待たず、2015年2月11日にWiMAXサービスを終了した。

LTEサービスなどGSM系の通信サービスを主要事業とするFar Eastone Telecommunications(遠傳電信)は2015年3月10日にWiMAXサービスを終えている。

VeeTIMEとVMAX TelecomがWiMAXサービスを終了すれば約8ヶ月の間に5社がWiMAXサービスを終了することになり、残りのWiMAX事業者はGlobal Mobile(全球一動)のみとなる。

なお、Global MobileとVeeTIMEおよびVMAX TelecomはWiMAX Release 2.1 Additional EditionとしてTD-LTE方式との互換モードが用意されているWiMAX 2.1を導入することが認可されており、実質的にTD-LTE方式を導入する計画である。

聯合財経網

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