トルコの携帯電話事業者各社が大統領声明をSMSで配信
- 2016年07月17日
- 海外携帯電話
トルコの携帯電話事業者各社は大統領の声明をSMSで配信したことが分かった。
トルコの首都・アンカラおよび最大都市・イスタンブールを中心にトルコ軍の一部によるクーデター未遂とされる事件の発生を受けてトルコの大統領は声明を発表しており、携帯電話事業者各社は大統領名義でSMSを配信して大統領の呼びかけをトルコ国民に伝えている。
SMSで配信されている内容は「親愛なるトルコ国民へ。アンカラとイスタンブールで装甲車や武器を利用した今回の事件はクーデター未遂です。1970年代の政治暴力のような攻撃です。名誉あるトルコの国家は民主主義および平和を主張します。トルコの国家を下落される行為に抵抗するため、街頭に出て抗議をしましょう。」となっている。
携帯電話事業者各社はクーデター側による攻撃が沈静化される前に大統領が呼びかけた声明をSMSで配信した模様である。
トルコでは携帯電話サービスの人口普及率が95%前後と見込まれ、トルコ政府はより多くの国民に大統領の声明を伝える手段として携帯電話事業者を通じて伝達する方法を選んだと思われる。
なお、トルコの携帯電話事業者はTurk Telekomunikasyon傘下のAvea Iletisim Hizmetleri、Turkcell Iletisim Hizmetleri、英国のVodafone傘下のVodafone Telekomunikasyonの3社である。
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