ZTE Axon 11 SE 5Gは中国広電の5Gにも対応
- 2020年06月07日
- Android関連
中国のZTE (中興通訊)が公開したスマートフォン「ZTE Axon 11 SE 5G (ZTE 9000N)」は移動体通信事業者(MNO)として新規参入する計画でCBN (中国広電)として事業を行う中国のChina Broadcasting Network (中国広播電視網絡)の第5世代移動通信システム(5G)に対応することが判明した。
ZTEはZTE Axon 11 SE 5Gに関して四大運営商に対応すると案内している。
四大運営商は中国の移動体通信事業者の4グループ、具体的にはChina Mobile (中国移動)として事業を行うChina Mobile Communications Group (中国移動通信集団)、China Telecom (中国電信)、China Unicom (中国聯通)として事業を行うChina United Network Communications (中国聯合網絡通信)、そしてChina Broadcasting Networkを指す。
China Broadcasting Networkは移動体通信事業者として携帯通信サービスを商用化していないが、ZTE Axon 11 SE 5GはChina Broadcasting Networkの携帯通信サービスにも対応することが分かる。
China Broadcasting Networkは屋内外で利用できる700MHz帯および4.5GHz帯、屋内で利用できる3.5GHz帯を保有するが、700MHz帯を中心に整備する計画である。
700MHz帯ではChina Mobile Communications Groupと共同で5Gを整備することで合意に達しており、China Broadcasting NetworkとChina Mobile Communications Groupは700MHz帯を使用して整備した5Gネットワークを共同で所有および使用する権利を有する。
また、China Broadcasting NetworkはChina Mobile Communications Groupからネットワークの提供を受けることでも合意している。
実質的にChina Broadcasting NetworkとChina Mobile Communications Groupはネットワークを共有することになるが、China Broadcasting Networkが保有する700MHz帯の5Gに対応したスマートフォンは多くない状況で、ZTE Axon 11 SE 5Gではそれに対応することになる。
5Gの通信方式はNR方式となり、700MHz帯のNR BandはFR1のn28である。
なお、ZTE Axon 11 SE 5GはNR方式のノンスタンドアローン(NSA)構成に加えてスタンドアローン(SA)構成にも対応したデュアルモード5Gとなっている。
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