ソフトバンクが2020年度Q3の業績を発表
- 2021年02月04日
- SoftBank-総合
SoftBank Corp. (SBKK)は2020年度(2021年3月期)第3四半期の業績を発表した。
2020年12月31日に終了した9ヶ月間となる2020年度第3四半期累計の連結売上高は前年同期比5.2%増の3兆8,070億3,500万円、営業利益は前年同期比5.8%増の8,415億8,300万円、親会社の所有者に帰属する当期利益は前年同期比0.7%減の4,337億7,000万円となった。
業績の発表に伴い2020年12月31日時点の事業データも公開している。
移動通信サービスの累計契約数は前年同期比3.7%増の4,687万8,000件である。
また、移動通信サービスの累計契約数のうち主要回線が3,749万7,000件、通信モジュールなどが829万4,000件、PHSが108万7,000件となっている。
なお、PHSはテレメタリングプランを除いた一般向けサービスは2021年1月31日をもって提供を終了した。
主要回線のうちスマートフォンは2,540万9,000件、おうちのでんわ(Wireless Home Phone)は56万4,000件で、移動通信サービスの累計契約数のうちスマートフォンは54.2%を占める。
2020年12月31日に終了した3ヶ月間となる2020年度第3四半期に限定した事業データについて、解約率は主要回線が0.96%で、主要回線のうちスマートフォンが0.68%となった。
主要回線の端末出荷数は前年同期比18.4%増の281万5,000台で、主要回線の総合ARPUは前年同期比3.2%減の4,300円である。
なお、移動通信サービスの各事業データにはSoftBank、Y!mobile、LINE MOBILEの各ブランドが含まれる。
それぞれ移動通信サービスを提供する事業会社が異なり、SoftBankはSoftBank Corp.、Y!mobileはSoftBank Corp.および同社の連結子会社であるWILLCOM OKINAWA (ウィルコム沖縄)、LINE MOBILEはSoftBank Corp.の連結子会社であるLINE MOBILE Corporationが提供する。
LINE MOBILE Corporationに関してはSoftBank Corp.が完全子会社化し、SoftBank Corp.を存続会社、LINE MOBILE Corporationを消滅会社とする吸収合併に向けた検討を進めることで決定している。
SoftBank Corp.は2020年3月27日にSoftBankで第5世代移動通信システム(5G)を商用化したが、2021年2月18日にはY!mobileも5Gに対応し、さらに2021年3月にはSoftBank Corp.がSoftBank on LINEをコンセプトとしたオンライン専用の5Gに対応した料金プランの提供も開始する予定である。
5Gの無線方式はNR方式を採用しており、当初は5G向けに割当を受けた新規の周波数を使用してきたが、第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式で使用する既存の周波数も順次使用することが決まっている。
既存の周波数も5Gで使用することで、5Gの提供エリアの拡大を加速するという。
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