グアムの携帯電話事業者GTAが5Gを商用化
- 2022年11月27日
- 海外携帯電話
米領グアムの移動体通信事業者(MNO)でGTAとして携帯通信事業を展開する米国(アメリカ)のTeleGuam Holdingsは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
2022年11月17日より正式に5Gの提供を開始している。
5Gの商用化は2022年11月17日付けで発表しており、正式には2022年11月17日に5Gの提供を開始したが、2022年11月15日から5Gの利用を認めている。
携帯通信用途で5Gを商用化しており、まずはポストペイドプランで5Gを利用できる。
すべてのポストペイドプランが5Gに対応したため、加入者側で5Gを利用するための手続きは必要ない。
すでにグアム島内の各地で5Gを整備している。
米国のApple製および韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製の一部のスマートフォンが5Gに対応しており、GTAのラインナップで取り扱う。
5Gの無線方式としてはNR方式を導入した。
無線アクセスネットワーク(RAN)構成は第4世代移動通信システム(4G)の無線方式であるLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成である。
サブ6GHz帯(Sub6)の周波数を使用する。
基地局を構成するRANの通信設備はスウェーデンのEricssonから調達している。
TeleGuam Holdingsはグアムの政府機関として存在したグアム電話局(Guam Telephone Authority)の民営化に伴いグアム電話局の事業を承継するための会社として米国で設立した。
登記上の本店の所在地は米国であるため、TeleGuam Holdingsは米国法人となるが、本社機能はグアム電話局から承継したグアム島内の施設に所在する。
グアム電話局の略称であるGTAはブランドとして使用を継続している。
これまでに、グアムの移動体通信事業者としてはNTT DOCOMOの完全子会社であるDOCOMO PACIFICが5Gを商用化した。
そのため、TeleGuam Holdingsはグアムで2番目に5Gを商用化した移動体通信事業者となった。
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