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NTTドコモのGalaxy A54 5G SC-53Dが国内n1に対応



NTT DOCOMOが発売した韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のスマートフォン「Galaxy A54 5G SC-53D」では日本国内で利用できる第5世代移動通信システム(5G)の周波数を追加したことが分かった。

Galaxy A54 5G SC-53Dでは5Gの無線方式であるNR方式の周波数として発売時点でNR (FR1, FDD) n1/n28, NR (FR1, TDD) n78/n79に対応することが公表されていた。

日本国内と海外では動作する周波数が異なる。

日本国内ではn28/n78/n79、海外ではn1/n28/n78を利用できると案内していた。

海外ではn79を利用できず、日本国内ではn1を利用できないことになる。

しかし、発売後にNTT DOCOMOは公式ウェブサイトの製品ページを更新しており、日本国内でもn1を追加したことを確認できる。

ソフトウェアのアップデートを通じて発売後に日本国内でn1を有効化したと考えられる。

NTT DOCOMOは同社の携帯通信網で利用できる周波数としてn1を記載しているため、Galaxy A54 5G SC-53DではNTT DOCOMOの携帯通信網でn1を利用できることになる。

Galaxy A54 5G SC-53DではNR方式の無線アクセスネットワーク(RAN)構成はノンスタンドアローン(NSA)構成に限り対応している。

そのため、NR方式はn1を含めた全部の周波数がNSA構成で動作する。

なお、NSA構成は第4世代移動通信システム(4G)の無線方式であるLTE方式と連携して動作するRAN構成である。

新たに日本国内で対応したn1は2GHz帯の周波数を使用するため、事実上の2GHz帯の5Gとなる。

NTT DOCOMOは2GHz帯でも5Gを整備しており、2GHz帯の5Gに対応した機種を順次拡大している。

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