米SpaceXがDirect to Cellでメッセージ送受信に成功、日本ではKDDIが採用予定
- 2024年01月11日
- KDDI-総合
米国(アメリカ)のSpace Exploration TechnologiesはDirect to Cellでメッセージ送受信に成功したと発表した。
地上でDirect to Cellを利用して2台のスマートフォンの間でメッセージ送受信に成功シたことを案内している。
Space Exploration TechnologiesはSpaceXとして事業を行い、Starlinkの衛星の設計および運用を行う。
Direct to CellはSpace Exploration Technologiesが展開するスマートフォンを含めた携帯端末と衛星通信の直接通信を実現するサービスである。
サービスリンクには地上の移動体通信事業者(MNO)の周波数で標準の携帯通信技術を用いるため、既存の携帯端末で利用できる。
Space Exploration Technologiesは2024年1月2日に米国のカリフォルニア州に所在するヴァンデンバーグ宇宙軍基地からFalcon 9ロケットで21機の新型のStarlinkの衛星を打ち上げた。
21機の衛星には6機のDirect to Cellの機能を備えた衛星も含まれた。
なお、Direct to Cellの機能を備えた衛星の打ち上げは初めてである。
最初のDirect to Cellの機能を備えた衛星の打ち上げから6日後の2024年1月8日には地上で既存のスマートフォンを利用してメッセージ送受信に成功した。
メッセージの送受信では米国の移動体通信事業者であるT-Mobile USAの周波数を利用したことも公表している。
Direct to Cellでは携帯通信技術として第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式を運用する。
T-Mobile USAでは周波数は1.9GHz帯を利用する計画を開示していたため、Direct to CellではLTE方式のBand 25として運用したと思われる。
日本ではKDDIがDirect to Cellを採用する予定である。
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