LINEが第三者によるLINEアカウントへのアクセスの可能性に関する見解を公表
- 2016年01月24日
- その他モバイル端末
LINEは第三者によるLINEアカウントへのアクセス可能性に関する見解を明らかにした。
LINEは電気通信事業法に定める通信の秘密を保護する義務があり、また個人情報の定義を法律よりも幅広く捉えており、個人情報やトーク内容など利用者のプライバシー保護を経営の最重要事項として厳密に管理しているという。
利用者の端末およびLINEの登録メールアドレスとパスワードが適切に保護されていれば、利用者が意図しない形でユーザー情報や、やり取りの内容が第三者に渡ることはないとしている。
しかし、例の不倫問題でLINEにおけるやり取りが多数の報道機関で取り上げられており、第三者によるLINEアカウントへのアクセスの可能性に見解を改めて説明している。
まず、他のスマートフォンによるアクセスについて、LINEは1つのアカウントにつき1台のスマートフォンのみで利用可能な仕様となっており、同一アカウントに複数のスマートフォンから同時にアクセスして第三者が利用者の情報やトーク内容を閲覧することは不可となっている。
アクセスの対象となるiPhone端末を物理的に保有している状態で当該端末のパスワードを把握してパスワード解除が可能な状態にあること、その上でパソコンを用意して当該端末からiTunesを利用してパソコンとiPhoneを物理的に接続してバックアップ操作を行える環境下にあること、更に別のiPhoneを用意して当該端末のバックアップデータを展開してLINEのアプリケーションを起動できた場合には起こりえるとしているが、これらの条件を満たした極めて限定的な状況下でない限り第三者によるLINEアカウントへのアクセスは不可能との見解を示している。
2つめは、タブレットやパソコンなどスマートフォン以外でのアクセスについて、LINEではスマートフォン以外にタブレットやパソコンなどからのアクセスを可能とするマルチデバイス対応もしているが、スマートフォン以外の端末機器からログインする場合は登録メールアドレスやパスワードが必要となっており、初回利用時にはランダムなPINコードをスマートフォンのLINEのアプリケーションで入力して認証を済ます必要がある。
また、他の端末機器からログインした場合はスマートフォンのLINEのアプリケーションに通知が届くため、タブレットやパソコンなどを通じて利用者が知らないところでトーク内容が閲覧される可能性は限りなく低いとの見解を示している。
3つめは、スマートフォン自体の盗難などによるアクセスについて、スマートフォン自体が盗難などによって第三者に渡り、スマートフォンのロック機能などが適用されておらず、またLINEのアプリケーションのパスコードロックが適用されていない場合はトーク内容が閲覧される可能性があるため、利用者自身で端末機器やセキュリティ関連などの管理を徹底するよう呼びかけているが、この場合は管理を怠った利用者側に責任があると言える。
LINEは利用者確認手段としてメールアドレスとパスワードを利用しており、登録メールアドレスとパスワードが一致すれば当該アカウントの利用者本人として認識してサービスを提供するため、端末機器やパスワードの管理を徹底するよう繰り返し案内している。
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