シンガポールのMyRepublicが新規参入の失敗を受けて声明を発表
- 2016年12月15日
- 海外携帯電話
シンガポールの政府機関で電気通信分野などを管轄する情報通信メディア開発庁(Info-communications Media Development Authority:IMDA)は移動体通信事業者の新規参入向け周波数オークションを2016年12月13日から2016年12月14日にかけて実施した。
新規参入にはシンガポールのairYotta、シンガポールのMyRepublic、豪州のTPG Telecom Limitedのシンガポール法人であるTPG Telecom Pte Ltdの3社が申請したが、情報通信メディア開発庁による事前審査に合格したMyRepublicとTPG Telecom Pte Ltdが周波数オークションに進んだ。
周波数オークションではTPG Telecom Pte Ltdが勝利し、最も積極的に新規参入に向けた活動を繰り広げてきたMyRepublicは新規参入に失敗した。
MyRepublicは新規参入に失敗したことを受けて、公式声明を公開している。
最終的な入札額は1億250万シンガポールドル(約82億6,930万円)で、1億500万シンガポールドル(約84億8,437万円)まで高騰したため、断念することを決定したという。
約2年にわたり新規参入に向けて取り組んできたが、MyRepublicは一連の取り組みには誇りを持ち、貴重な経験になったとのことである。
第4の移動体通信事業者になることは実現できなかったが、シンガポール政府が提唱するスマート国家のビジョンに呼応し、通信の未来に貢献すると表明している。
これからは固定通信事業の革新を継続し、シンガポール国外では移動体通信への参入の機会を探るという。
シンガポールでの経験はシンガポール国外の事業で役立つだろうとしており、移動体通信への新規参入に向けて支援した顧客に感謝を述べている。
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