中国のスマホ市場、通年の出荷台数が初の減少に
- 2018年01月27日
- 海外携帯電話
シンガポールの調査会社であるCanalysは中国における2017年通年のスマートフォン市場に関する調査結果を発表した。
中国では2017年通年のスマートフォンの出荷台数が前年比4%減の4億5,900万台となり、通年ベースで初めて減少に転じた。
特に2017年第4四半期は前年同期比14%減と大幅な減少を記録し、出荷台数は1億1,300万台を下回った。
2017年第4四半期に限定すると中国全体では大幅に減少したが、メーカー別では中国のHuawei Technologies (華為技術)が前年同期比9%増を記録し、出荷台数は2,400万台に達して1位を確保した。
2位は中国のGuangdong OPPO Mobile Telecommunications (広東欧珀移動通信)で前年同期比16%減の1,900万台を出荷、3位は中国のvivo Mobile Communication (維沃移動通信)で前年同期比7%減の1,700万台を出荷し、出荷台数は減少したもののトップ3にとどまった。
米国のAppleは新製品の発売が貢献して中国のXiaomi Communications (小米通訊技術)を抜いて4位に上昇し、Xiaomi Communicationsは1,300万台を出荷して5位となった。
2017年通年ではHuawei Technologiesの出荷台数が9,000万台に達し、Guangdong OPPO Mobile Telecommunicationsとvivo Mobile Communicationも2桁の成長率を記録した。
市場規模が巨大な中国市場の減速は中国市場に頼るメーカーには打撃を与える見込みで、中国市場に頼らない戦略が必要となる。
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