クアルコム、ブロードコムからの買収再提案を拒否
- 2018年02月10日
- その他モバイル端末
米国のQualcommは米国のBroadcomより受けた買収の再提案を拒否したと発表した。
Qualcommの取締役会はBroadcomの再提案についてQualcommを過小評価していると判断し、全会一致で拒否する決定を下した。
Broadcomは買収の再提案でQualcommの株主に対して、1株あたり82米ドル(約8,900円)、うち60米ドル(約6,500円)を現金、22米ドル(約2,400円)をBroadcomの株式で支払うことを提案していた。
なお、Broadcomは2017年11月にもQualcommに対して買収を提案しており、当初は1株あたり70米ドル(約7,600円)、うち60米ドルを現金、10米ドル(約1,100円)をBroadcomの株式で支払う内容で提案していたが、Qualcommの取締役会はBroadcomが提案した条件はQualcommを過小評価しており、Qualcommの株主にとって最善の利益ではないと判断してBroadcomの提案を拒否した。
2017年11月の最初の提案では2017年11月2日のQualcommの株価の終値に28%のプレミアムを上乗せした水準で、2018年2月の再提案では2017年11月2日のQualcommの株価の終値に50%のプレミアムを上乗せした水準となるが、いずれもQualcommが拒否する結果となった。
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