ラオスのUnitelがiPhone向けにeSIMサービスを提供開始
- 2019年03月25日
- Apple関連
ラオスの移動体通信事業者(MNO)であるStar TelecomはeSIMサービスの提供を開始した。
米国のAppleが発売したスマートフォン「Apple iPhone XS」、「Apple iPhone XS Max」、「Apple iPhone XR」がeSIMサービスに対応する。
Apple iPhone XS、Apple iPhone XS Max、Apple iPhone XRは一部のモデルを除いてeSIMに対応しており、Apple iPhone XS、Apple iPhone XS Max、Apple iPhone XRのSIMロックフリーかつeSIMに対応したモデルではeSIMサービスを利用できる。
Star Telecomは中国および香港特別行政区向けのモデルではeSIMを利用できないと注意しており、eSIMサービスの登録前に技術仕様を確認するよう案内している。
厳密には中国向けのApple iPhone XS、Apple iPhone XS Max、Apple iPhone XR、香港特別行政区およびマカオ特別行政区向けのApple iPhone XS MaxとApple iPhone XRがeSIMに非対応となる。
Star TelecomのeSIMサービスを利用するためには、iOS 12.1.2以降のバージョンのiOSへアップデートを実施しておく必要がある。
なお、Apple iPhone XS、Apple iPhone XS Max、Apple iPhone XRのeSIMは業界団体のGSM Association (GSMA)の標準規格であるリモートSIMプロビジョニング(RSP)に準拠する。
Star TelecomはラオスのLao Asia TelecomとベトナムのViettel Global Investmentの合弁会社で、ブランド名をUnitelとして展開している。
Star Telecomに対する出資比率はLao Asia Telecomが51%、Viettel Global Investmentが49%となっている。
Lao Asia Telecomはラオスの国防省(Ministy of National Defence)が統括するラオス人民軍が所有し、Viettel Global Investmentはベトナム人民軍を統括するベトナムの国防省(Ministry of National Defence)が所有するViettel Group (軍隊工業通信グループ)の子会社である。
そのため、Star Telecomは実質的にラオスとベトナムの国防当局の合弁会社となる。
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