台湾大哥大が5G免許を取得、台湾で3社目に
- 2020年06月17日
- 海外携帯電話
台湾の移動体通信事業者(MNO)であるTaiwan Mobile (台湾大哥大)は第5世代移動通信システム(5G)の免許を取得した。
台湾の政府機関で電気通信分野などの規制を司る国家通訊伝播委員会(National Communications Commission:NCC)が2020年6月17日に開催した第914次委員会議において、Taiwan Mobileが申請した3.5GHz帯および28GHz帯を使用した5Gのモバイルブロードバンドサービスの免許に関する議論が行われた。
第914次委員会議でTaiwan Mobileの申請について議論した結果、法的義務を満たすと判断したため、国家通訊伝播委員会はTaiwan Mobileに対して3.5GHz帯および28GHz帯を使用した5Gのモバイルブロードバンドサービスの免許を交付することになった。
3.5GHz帯および28GHz帯を使用した5Gのモバイルブロードバンドサービスの免許は事実上の5Gの免許となるため、Taiwan Mobileは5Gの免許を取得したことになる。
これまでに、台湾の移動体通信事業者としてはChunghwa Telecom (中華電信)およびFar EasTone Telecommunications (遠傳電信)が5Gの免許を取得しており、Taiwan Mobileは5Gの免許を取得した3社目の移動体通信事業者となった。
台湾には5社の移動体通信事業者が存在するが、このうち大手3社に数えられる移動体通信事業者はすべて5Gの免許を取得したことになり、2020年第3四半期より5Gサービスを順次商用化する見込み。
Taiwan Mobileは5G向け周波数としてサブ6GHz帯では3.5GHz帯の60MHz幅、ミリ波(mmWave)では28GHz帯の200MHz幅を保有している。
まずは3.5GHz帯を使用して5Gサービスを商用化する方針である。
5Gサービスの商用化に先立ち5Gサービスに対応したスマートフォンとして韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のSamsung Galaxy S20、Samsung Galaxy S20+、Samsung Galaxy S20 Ultraの販売を開始しており、Sony Mobile Communications製のSony Xperia 1 IIも取り扱うことが決まっている。
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