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NTTドコモ、SA構成の5Gを商用化



NTT DOCOMOは第5世代移動通信システム(5G)の無線方式であるNR方式でスタンドアローン(SA)構成を商用化した。

5Gは2020年3月25日より提供しているが、無線アクセスネットワーク(RAN)構成は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用してきた。

2021年12月13日からはNR方式が単独で動作するSA構成の提供も開始することになった。

NSA構成では4G向けコアネットワークのEPCを使用していたが、SA構成では5G向けコアネットワークの5GCを使用する。

SA構成はネットワークを仮想的に分割できるネットワークスライシングなどを実装できるため、多様な需要に対応した最適なネットワークの提供が可能となる。

構成がシンプルで柔軟に運用できることから、公共交通利用や製造現場利用など使用事例や要望に合わせてネットワークをチューニングできるという。

NR方式の周波数はサブ6GHz帯の3.7GHz帯および4.5GHz帯、ミリ波(mmWave)の28GHz帯を使用しているが、SA構成は3.7GHz帯および4.5GHz帯の周波数で導入している。

NR Bandは3.7GHz帯がFR1のn78、4.5GHz帯がFR1のn79、28GHz帯がFR2のn257である。

そのため、SA構成はn78またはn79が単独で動作することになる。

通信速度は下り最大1.7Gbps/上り最大143Mbpsと案内しており、下り最大1.7Gbps/上り最大143Mbpsがn78またはn79の1コンポーネント・キャリア(1CC)あたりの通信速度となる。

2021年12月13日の時点では法人顧客向けにSA構成の提供を開始しており、提供エリアは日本全国となるが、具体的な提供場所は法人顧客の要望に合わせて対応する。

SA構成に対応した端末としてSHARP製のWi-Fi STATION SH-52Bをベースとするデータ通信製品を準備しており、個別に申し込みした法人顧客に提供するという。

料金や申し込み方法に関しては日本全国の法人営業担当者に問い合わせるよう案内している。

個人顧客には2022年夏にSA構成の提供を開始する計画で、SA構成に対応したスマートフォンも準備する予定である。

NTT DOCOMO

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