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豪州のTelstraがGSM停波を再告知、3Gの周波数も注意するよう案内



豪州の移動体通信事業者であるTelstraはGSM方式による2Gサービスの終了が近づいてきたこと受けて、2Gサービスの契約者はアップグレードを急ぐよう案内した。

Telstraは豪連邦領クリスマス島を除く豪州全土において、2016年12月1日に2Gサービスを終了する。

2015年より2Gサービスの終了に関して案内してきたが、2Gサービスの契約者はLTE方式による4GサービスまたはW-CDMA方式による3Gサービスを利用できる契約にアップグレードするよう改めて促進している。

また、3Gサービスの周波数にも注意するよう呼びかけている。

W-CDMA方式は2.1GHz帯(Band I)と850MHz帯(Band V)を利用しているが、高トラヒック地域を除いた大部分は850MHz帯(Band V)で展開している。

GSM方式は1.8GHz帯と900MHz帯を利用しており、900MHz帯を中心にエリア整備を進めたが、両方の周波数に対応した端末が大多数のため、周波数の問題は起こらなかった。

しかし、W-CDMA方式は850MHz帯に非対応の端末も少なくない状況で、3Gサービスの契約者でもW-CDMA方式の850MHz帯に非対応の端末を利用していれば、2Gサービスの終了後はこれまで2Gサービスを利用できた地域で携帯電話サービスが利用不可となる場合があり、3Gサービスの契約者も周波数は注意するよう説明している。

また、Telstraが正規販売する端末で該当する機種は少ないが、4Gサービスの契約者でもデータ通信専用ではなく音声通話の契約で、LTEネットワーク上で音声通話を実現するVoLTE (Voice over LTE)に非対応、かつW-CDMA方式の850MHz帯にも非対応の端末を利用している場合は音声通話が利用不可となる場合があるため注意が必要である。

Telstra

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