モバイルプリンスのファーウェイ王国ファンミーティングでHUAWEI MateBookを試した
- 2016年12月15日
- Report
中国のHuawei Technologies (華為技術)の日本法人であるHuawei Technologies Japan (華為技術日本:以下、ファーウェイ・ジャパン)主催の「モバイルプリンスのファーウェイ王国ファンミーティング」の大阪会場にブロガー枠で参加したのでレポートを掲載する。
モバイルプリンスのファーウェイ王国ファンミーティングではHUAWEI P9とHUAWEI MateBookがピックアップして紹介されており、本記事ではHUAWEI MateBookの紹介された機能などを紹介する。
まず、HUAWEI MateBookに関して簡潔に紹介すると、脱着式のキーボードカバーであるKeyboardを利用できる2-in-1タブレットである。
本体単体ではタブレットとして利用可能で、Keyboardを装着するとラップトップパソコンのように使える。
このようなタイプの製品は増えているが、シーンに応じてスタイルを使い分けられる二刀流の製品と言えるかもしれない。
HUAWEI MateBookの主要な特徴はプレゼンテーションで紹介されており、プレゼンテーションの内容を元に各種機能を取り上げる。
ディスプレイはIPS液晶で、サイズが約12.0インチ、解像度は2KクラスのQHD(2160*1440)となる。
NTSC比は85%の広色域となっており、400nitの明るいディスプレイとしている。
屋外でも視認性を高く維持できそうな印象である。
タブレットは額縁が広い製品も多いが、HUAWEI MateBookは狭額縁としており、額縁の幅は10mmとしている。
前面はディスプレイの占有率が比較的高く、筐体サイズも抑えられる。
また、筐体の厚さは約6.9mmと薄型に仕上げられており、モビリティ性も高そうである。
電池パックは33.7Wh 高パワーリチウムイオン電池で、自動出力調整機能付きという。
Huawei Technologies独自の節電技術を導入しており、25%の節電を実現したとのことである。
節電技術に関しては、具体的に電源回路の最適化、液晶表示を制御、音声や映像の再生アルゴリズムの改善としている。
外出先でラップトップパソコンを使うことが多いため、電池関連は極めて重要であり、個人的には節電技術の重視は嬉しいところである。
軽量化されたスマートチャージャをアピールしており、従来の約450gから約110gに、4分の1以上も軽量化されたことになる。
筆者の用途では外出時はスマートチャージャも持ち出すことになると思われ、本体のみならずスマートチャージャもモビリティ性が高いと言えそうである。
熱伝導を考慮した8層構造設計を採用しており、ファンレスながら高パフォーマンスを発揮するという。
具体的な社名は出していないが、先進の放熱技術により他社類似製品と比べて2.8度も低いとのことである。
ラップトップパソコンと同等の電力消費に抑えているが、デスクトップパソコンの処理能力を発揮するという。
モバイルの常識を覆す高パフォーマンスとアピールしている。
なお、CPU、システムメモリの容量、内蔵ストレージの容量は複数の組み合わせが用意されている。
Keyboardのタッチパッドは5点マルチタッチに対応しており、ガラス製のトラックパッドとしている。
快適で使いやすく、作業効率を高めると自信を見せている。
Keyboardのキーはキータッチを重視しており、人間工学を取り入れた心地よい曲面仕上げにしたという。
幅広いキー面積を確保し、クラス最高のキーストロークとのことである。
文章を書く仕事もしているため、キータッチの重視は最も嬉しいかもしれない。
また、プレゼンテーションでは紹介されていないが、キーボードにバックライトがあることも評価したい。
Keyboardのキーボード部分は防滴仕様に仕上げられており、様々なシーンで安心して使えるとのことである。
筆者は屋外で歩きながらラップトップパソコンを使うこともあるが、HUAWEI MateBookであれば小雨程度なら大丈夫そうに思う。
スタイラスペンとしてMatePenが用意されている。
それはペンを越えたペンと謳っており、かなり自信を持っていることが見て取れる。
筆記具とプレゼンテーション用アクセサリの2つの機能を兼ね備えたまったく新しいペンとしており、筆圧は2048段階感知で一度の充電で100時間連続使用が可能である。
レーザポインタ機能も有しており、確かにプレゼンテーションでも便利そうな印象を受けた。
なお、Huawei Technologiesが展開するスマートフォンの複数のシリーズのうち、MateシリーズはBusiness MateのMateに由来し、ビジネスエリート、上級者ユーザ、裕福層を主要なターゲットとしている。
HUAWEI MateBookもMateシリーズのスマートフォンと同様にビジネス面で大いに活躍しそうで、コンセプトとしてはスマートフォンのMateシリーズと近いように感じた。
MatePenは非常に優秀であり、これをMateシリーズのスマートフォンにも適用し、大画面とペンを武器にすれば韓国メーカーから乗り換えも検討するだろう。
個人的にはスマートフォンで大画面とペンの組み合わせは日常的に便利と感じている。
HUAWEI MateBookは生体認証として指紋認証を搭載している。
音量キーの間に指紋認証を搭載しており、高いセキュリティ性能を実現する。
MateDockはパワフルな拡張モバイルドックとしており、外出時に持ち歩く場合は便利そうである。
HUAWEI MateBookは2016年に開催された世界のモバイル通信展示会において、合計で21の賞を受賞したという。
世界的に評価されていることが見て取れる。
CPU、システムメモリの容量、内蔵ストレージの容量の組み合わせが異なる複数のバリエーションが用意されており、市場想定売価も確認できる。
日本向けHUAWEI MateBookのラインナップはコンシューマ向けと法人向けともにM3モデルとM5モデルを用意している。
CPUはM3モデルがIntel Core m3-6Y30、M5モデルがIntel Core m5-6Y54となる。
システムメモリの容量と内蔵ストレージの容量の組み合わせはコンシューマ向けのM5モデルがそれぞれ8GBと256GB(以下、8GB+256GB)、その他がそれぞれ4GBと128GB(以下、4GB+128GB)である。
このうちコンシューマ向けのM3モデルはEC専用としている。
本体のみの市場想定売価はコンシューマ向けM3モデルが69,800円、コンシューマ向けM5モデルの4GB+128GBが98,800円、コンシューマ向けM5モデルの8GB+256GBが109,800円、法人向けM3モデルが86,800円、法人向けM5モデルが108,800円に設定されている。
なお、価格表記はすべて税抜表記である。
HUAWEI MateBookには複数のアクセサリが用意されている。
すでに本記事で紹介したキーボードカバーであるKeyboard、MateDock、MatePenを販売している。
Keyboardはブラウン、ブラック、ベージュ、オレンジの4色で市場想定売価は14,800円、MateDockはブラウン、ブラック、ベージュ、オレンジの4色で市場想定売価は9,800円、MatePenの市場想定売価は7,800円に設定されている。
価格表記はいずれも税抜表記である。
HUAWEI MateBookの詳細な仕様も紹介しており、ファーウェイ・ジャパンの公式ウェブサイトには掲載されていない情報も含まれる。
すべてを書くと記事が長くなってしまうため、詳細なスペックは画像を確認していただきたい。
HUAWEI MateBookには安心サポートを用意しているという。
製品、付属品、アクセサリはすべて保証期間が1年で、不具合時は迅速に製品交換に対応するとのことである。
有償の安心補償サービスも用意し、ファーウェイ・サポート・カウンターも近日開始予定で、サポート体制を拡充するとしている。
プレゼンテーションが終了後、まずは外観を確認した。
HUAWEI MateBookはKeyboardが装着された状態で試せた。
Keyboardを装着時でもあまり大きいとは感じず、持ち運びには便利そうなサイズに感じた。
背面パネルにはHUAWEIのロゴがプリントされている。
上側面には電源キーとスピーカーを備える。
前面から見て右側面には音量キーと指紋認証を備える。
先に紹介した通り、指紋認証は音量キーに挟まれるように配置されている。
アクセサリ類としての位置づけであるが、個人的にはHUAWEI MateBookのKeyboardは気に入った。
キータッチは実機で試してみたが、文章を書く者にとってHUAWEI MateBookのKeyboardは強い味方になりそうな気がした。
技適マークが貼られており、もちろん認定番号はHUAWEI MateBookの本体とは異なる。
筆者は文章を書く仕事もしているうえにラップトップパソコンをよく持ち歩くため、キータッチや電池などモビリティ性を重視しており、HUAWEI MateBookは筆者が重視するポイントをしっかりと押さえているような印象を受けた。
具体的にはKeyboard、狭額縁設計、節電技術、大幅に軽量化されたスマートチャージャーは高く評価したい。
優秀なKeyboardやモビリティ性に加えて、ディスプレイの解像度が2Kクラスと高解像度で、高いパフォーマンスを実現していることは非常に嬉しい。
どちらかと言えばスマートフォンへの関心が高いため、イベント参加前はHUAWEI P9に注目していたが、イベント終了後はHUAWEI MateBookの方が魅力的にも感じた。
余談ではあるが、ディスプレイがそれなりに大きいため、HUAWEI MateBookの本体を撮影しようとすると隣席や後席の人の顔が映り込みそうになったりして少し大変だった。
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