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KDDIがサブ6の5Gを高速化、2022年春以降に下り最大4.2Gbpsへ



KDDIはサブ6GHz帯の周波数を使用した第5世代移動通信システム(5G)で通信速度を高速化することが分かった。

KDDIは2020年3月26日に5Gを商用化しており、当初の通信速度はサブ6GHz帯の周波数を使用して下り最大2.8Gbps/上り最大183Mbpsとなっていた。

ただ、通信速度は順次高速化しており、サブ6GHz帯の周波数では2020年7月28日に下り最大3.4Gbps、2021年9月24日には上り最大218Mbpsに高速化している。

上り最大218Mbpsは2021年9月24日に発売した米国(アメリカ)のApple製のiPhone 13 Pro、iPhone 13 Pro Max、iPhone 13、iPhone 13 mini、iPad mini(第6世代)のWi-Fi + Cellularモデルが最初に対応した。

そのため、2021年9月24日に発売したApple製の6機種の発売に伴い上り最大183Mbpsから上り最大218Mbpsに高速化したことが分かる。

KDDIは5Gの無線方式としてNR方式を採用しており、無線アクセスネットワーク(RAN)構成は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用している。

NSA構成ではE-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(EN-DC)を適用してNR方式とLTE方式で同時通信するため、表記の5Gの通信速度は同時通信時の技術規格上の理論値となる。

上り最大183MbpsではNR方式の搬送波の変調方式が64QAMであるが、256QAMに高度化することで上り最大218Mbpsに高速化した。

2021年9月時点の情報として上り最大218Mbpsは埼玉県および東京都の一部で提供している。

さらに、2021年9月24日に発売したApple製の6機種に関しては下りの通信速度を高速化する予定で、2022年春以降に下り最大3.4Gbpsから下り最大3.7~4.2Gbpsに高速化する予定である。

発売時点では下り最大3.4Gbpsであるが、2022年春以降に提供を開始する予定のソフトウェアのアップデートを適用すると下り最大3.7~4.2Gbpsに対応する。

KDDIがauのラインナップで取り扱う日本向けの型番を前提として、2021年9月24日に発売したApple製の6機種はミリ波(mmWave)の周波数を使用した5Gに非対応であるため、サブ6GHz帯の周波数を使用した5Gで通信速度を高速化することが分かる。

NR方式の搬送波でキャリアアグリゲーション(CA)を導入することで通信速度を高速化すると思われる。

下り最大3.7~4.2Gbpsは栃木県の一部で提供する予定であるが、順次拡大する計画という。

au

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