楽天シンフォニー、米DISHの5G展開に協力
- 2021年11月25日
- Rakuten-総合
Rakuten Group (楽天グループ)は同社の事業組織である楽天シンフォニー(Rakuten Symphony)が米国(アメリカ)のDISH Networkにオブザーバビリティ・フレームワーク(OBF)を提供する事業者として選定されたことを発表した。
DISH Networkが米国で移動体通信事業者(MNO)として構築する第5世代移動通信システム(5G)のネットワークにおいて、ネットワーク上の各機能からテレメトリデータを収集し、人工知能(AI)および機械学習によって5Gの運用や最適化を支援するソリューションを提供する計画である。
また、DISH Networkは楽天シンフォニーをオープン無線アクセスネットワーク(オープンRAN)およびクラウドネイティブ技術領域における先進的な通信インフラストラクチャのベンダとして選定したという。
ネットワーク運用システム(OSS)のベンダの1者として楽天シンフォニーを採用しており、楽天シンフォニーを含めたネットワーク運用システムのベンダはDISH Networkが構築する5Gを運用するためにサービスの品質管理、ネットワークの監視、顧客体験や自動化ソリューションの集約を行う。
楽天シンフォニーはRakuten Groupの通信プラットフォーム事業組織である。
日本、シンガポール、インド、中東、欧州(ヨーロッパ)、アフリカ、米国において通信プラットフォームなどを提供する国際的な事業組織として始動した。
ただ、Rakuten Groupは楽天シンフォニーを法人化することで決議している。
責務の明確化、機動的かつ柔軟な意思決定および業務執行、体制の整備などを目的に日本法人として法人化する。
法人化を完了後は資本業務提携の検討を開始することでも決議しており、外部資本の受け入れも検討することになる。
DISH Networkは完全子会社で米国のDISH Wirelessを通じて仮想移動体通信事業者(MVNO)として携帯通信事業を行う。
すでに5G向けの周波数を取得しており、5Gを整備して移動体通信事業者として新規参入することが決定している。
5Gを整備するために無線アクセスネットワーク(RAN)の無線装置はFUJITSU (富士通)などから調達する。
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