英国の携帯電話事業者O2が5Gサービスを開始
- 2019年10月18日
- 海外携帯電話
英国の移動体通信事業者(MNO)でO2ブランドを展開するTelefonica UKは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
2019年10月17日より5Gサービスの提供を開始している。
まずは英国およびイングランドの首都・ロンドンのほか、スラウ、リーズ、エディンバラ、カーディフ、ベルファストで5Gサービスを利用できる。
なお、エディンバラはスコットランドの首都、カーディフはウェールズの首都、ベルファストは北アイルランドの首都であり、英国を構成するすべてのカントリーの首都で同時に5Gサービスを商用化したことになる。
2019年末までには5Gサービスを利用できる都市を20都市に拡大する予定である。
また、5Gサービスを利用できる都市は2020年夏までにさらに30都市を追加し、合計50都市で5Gサービスを利用できるようにする計画を示している。
5Gサービスに対応した端末としては韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のSamsung Galaxy S10 5G、Samsung Galaxy Note10+ 5G、Samsung Galaxy A90 5G、中国のXiaomi Communications (小米通訊技術)製のXiaomi Mi MIX 3 5Gを取り扱う。
5Gサービスにアクセスするためには、5Gサービスに対応した端末とSIMカードを利用したうえで、さらに5Gサービスに対応した指定の料金プランに加入する必要がある。
Telefonica UKは5G向けの周波数として3.5GHz帯の40MHz幅を保有しているため、5Gサービスでは3.5GHz帯の40MHz幅を使用する。
5Gの通信方式は標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式を採用しており、NR Bandはn78となっている。
なお、Telefonica UKはスペインのTelefonicaの完全子会社である。
Telefonica UKが5Gサービスを商用化したことで、英国の大手移動体通信事業者であるVodafone、EE、Hutchison 3G UK、そしてTelefonica UKの4社すべてが5Gサービスを商用化したことになる。
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