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中国における2016年Q2のスマホ出荷台数が判明、小米とAppleが大幅減



米国の調査会社であるIDC Researchは中国における2016年第2四半期のスマートフォンの出荷台数に関する調査結果を公開した。

スマートフォンの出荷台数は約1億1,120万台となり、前年同期の約1億630万台から約4.6%の増加となった。

メーカーおよびブランド別の出荷台数およびシェアも判明している。

1位は中国のHuawei Technologies (華為技術)で約1,910万台を出荷、シェアは約17.2%とした。

前年同期は約1,660万台を出荷してシェアは約15.6%としており、出荷台数とシェアともに増やし、出荷台数は前年同期比で約15.2%のプラス成長である。

2位は中国のGuangdong OPPO Mobile Telecommunications (広東欧珀移動通信)で約1,800万台を出荷、シェアは約16.2%としている。

前年同期は約800万台を出荷してシェアは約7.6%としており、出荷台数は約1,000万台の大幅な増加を記録し、前年同期比で約124.1%のプラス成長を記録した。

3位は中国のvivo Mobile Communication (維沃移動通信)で約1,470万台を出荷、シェアは約13.2%である。

前年同期は約840万台を出荷してシェアは約7.9%であり、出荷台数やシェアではGuangdong OPPO Mobile Telecommunicationsに逆転されたが、それでも出荷台数は前年同期比で約74.7%と大幅なプラス成長を見せた。

4位は中国のXiaomi Communications (小米通訊技術)で約1,050万台を出荷、シェアは約9.5%となった。

前年同期は約1,710万台を出荷してシェアは約16.1%としており、出荷台数とシェアは大幅に減少してシェアは10%を下回り、出荷台数は前年同期比で約38.4%のマイナス成長となっている。

5位は米国のAppleで約860万台を出荷、シェアは約7.8%としている。

前年同期は約1,260万台を出荷してシェアは約11.9%であり、出荷台数とシェアはともに減少しており、出荷台数は前年同期比で約31.7%のマイナス成長を記録した。

トップ5のうち4社は中国に本社を置く企業となり、Guangdong OPPO Mobile Telecommunicationsとvivo Mobile Communicationが大幅なプラス成長を記録する一方で、Xiaomi CommunicationsとAppleは大幅に出荷台数とシェアを減らして順位は転落した。

なお、韓国のSamsung Electronicsはトップ5に入っていない。

Huawei Technologiesはカメラ機能を強化したHUAWEI P9の売れ行きが好調であり、高性能なカメラが消費者からの支持を得た。

Guangdong OPPO Mobile TelecommunicationsはOPPO R9が好調で、オンラインではなくオフラインにおける販売を強化し、カメラ機能、自分撮り(Selfie)、急速充電に焦点を当てた分かりやすいマーケティングが受け入れられた。

vivo Mobile Communicationは韓国人の俳優をアンバサダーに起用するなどマーケティングを強化し、幅広い価格帯でラインナップを展開する中でミッドレンジからプレミアムミッドレンジのスマートフォンが好調な売れ行きを見せた。

IDC

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